現地に石積み(モニュメント)をすることは、ツアー社に問い合わせたところ、問題は無いとのことだった。しかし、異国人が地域の聖地でもあるMeme Pokhari に勝手に作ることに懸念があった。毛利からの情報を基に、ツアー社に村長と事前に打合せを設定するように連絡した。今回のツアー目的を社は既に理解しており、面倒な客の対応を処理してくれた。
モニュメントの話をツアー社のRajuにする時、Nepalの方々は氷河にある遺骸をどのように思っているか聞いてみた。彼は、それは神聖なもので山に捧げられた と返してきた。実際、Nepalでも多くのガイドやシェルパが亡くなっている。Meme Pokhari のある地域は、グルン族(グルカ兵で有名)のエリアであることから、宗教は仏教である。日本人の生死感とも通じるかもしれない。
今日は、モニュメントの碑文を考えた。近所の石屋に連絡したら、小物は扱わないと言われ、ホームセンター、大丸藤井セントラル、東急ハンズへと連絡する。東急ハンズでは、持ち込み素材にもレーザー刻印が可能と教えてもらう。ステンレス版にレーザー刻印すると、その部分が黒くなるらしい。最初から石盤なんて考えるのでは無かった。Nepal語の刻印も案を送って作成可能となった。これで、ゆこう。
現時点の案 寸法は、入手可能なステンレス板が10cm✕20cm、3mm まだ関係者の了解は得ていない。Nepal語でも表記するが、多分、関心をもたれないだろう。それならばとQRコードも刻印し、追悼Siteにリンクさせることとした。Dailunの近くにはアンテナ塔があったし、電波が届かなくとも、写真に残せばSiteに入れる。Site自体には翻訳機能を付けてあるのでNepal語で表示される。地元の人に関心を持ってもらえれば、モニュメントも守ってもらえるだろう。
碑文の案
雪の峰(ヒマルチュリ)に抱かれ、安らかに眠りなさい
そして、いつの日か、また逢いましょう
ここに至り、新たな問題を認識した。私のSiteの寿命である。